日本零売薬局協会開催イベント「With/Afterコロナ時代における零売薬局の役割とは」に弊社代表取締役CEO服部雄太が登壇しました
一般社団法人日本零売薬局協会が「With/Afterコロナ時代における零売薬局の役割とは~医師・薬剤師・薬局経営者の立場から考える~」と題したオンラインセミナーを2021年1月29日に開催し、弊社代表取締役CEO服部雄太が登壇しました。講演の概要をお伝えいたします。
◇忙しい人の健康を支える医療の新しい選択肢「零売」とは?
引用:セルフケア薬局 https://selfcare-sdc.com/
零売とは、日本の病院で使われる医療用医薬品約15,000種類のうち、処方せんがなくても販売できる約7,500種類の医薬品を薬局で提供するサービスです。これらの医療用医薬品を専門に扱って販売している薬局のことを零売薬局といいます。
昨今の新型コロナウイルスの影響による外出自粛や「こどもの不調ならすぐに受診するけど自分の受診の時間はとれない」という忙しい方などにとって、零売は利用者様の健康を守る新たな医療サービスのひとつとなると期待されています。
一方で、これまで零売は、国のガイドラインや自主基準などがないままサービスの提供が行われていました。また、残念ながらまだ利用者の方への認知度も低い状況にあります。
こうした零売を取り巻く状況を受けて、本年2月、零売薬局協会では自主基準を作成し公開しました。
零売を行う業者が共通のルールにしたがって透明性を担保しながら、わかりやすく適正な薬の販売を行うためです。
今後、自主基準が零売を行う薬局に浸透し、一定のルールのもとで零売のサービス、情報提供が行われるようになれば、利用者様はこれまで以上に安心、安全に零売という医療を利用できるようになることが期待されます。
◇零売を通して地域の皆様に提供できる医療サービス
地域で暮らす方々の健康を担う薬局として、「零売」を通して利用者様に提供できることは2つあります。
1、多忙な方、何らかの事情で受診が難しい方のためのセルフメディケーションのお手伝いをします
零売薬局は、病院に行かなくても病院でもらえる薬を購入することができます。そして、医薬品の提供は、必ず薬剤師が行うことが定められています。ですから、現在飲んでいるサプリメントや一般用医薬品との飲み合わせなど、心配なことなどがあったら、身近な医療従事者である薬剤師が皆様のセルフメディケーションのお手伝いをいたします。
2、「町の保健室」として医療のファーストコンタクトの場となります
零売薬局には、処方せんを持っていく薬局と同じようにいつでも医療従事者である薬剤師がいます。病院の帰りに薬局で薬剤師に検査値のことや、自宅で測った血圧のことを相談するように、健康を守るために心配なことがあったらいつでも気軽にお立ち寄りいただき、お声がけください。